2000年02月号

     

 

<問題1>

       6年生のあるクラスで学級委員を選ぶことになり、A、B、C、Dの4人が立候補しました。
      クラスの人数は42人で、それぞれ1名だけを記入し1票ずつ投票しました。20票まで開票
      した時、4人の得票数は下の表のようになりました。得票数の最も多い人が学級委員に選
      ばれるものとすれば、Dはあと最低何票取れば当選しますか。

            

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<問題2>

       下の図のように2つの鏡の面OA、OBがあります。OA上の点Aから発した光線が順次R1、
      R2・・・で反射して、最後にRで鏡に垂直に当ると、光線はそれまでと逆に進んでAまで
      戻ってきます。図はAから発した光線が2回(垂直に当たる直前までの回数)反射してAに
      戻る場合のものです。Aから発した光線が最も多い回数反射して、またAに戻るとき、角
      OAR1の大きさと反射の回数(垂直に当たる直前までの回数)を求めなさい。ただしRはO
      A上、OB上のどちらでもよいものとします。

           

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<問題3>

       下の図はAB=7cm、BC=5cmの四角形です。三角形BCDの面積を求めなさい。

             

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2000年01月号の正解

 

<問題1>

       25

      <コメント>
       A<Bより(A=1,B=10)か(A=2,B=5)のどちらかだとわかります。あとは少し試行
      錯誤が必要ですが、Cの値は特定できます。

<問題2>

       

      <コメント>
       Aが84分かかった距離をCは24分で到達したので、速さの比は逆比の2:7。同様にAが
      60分かかった距離をCは42分で到達したので、速さの比は7:10。従って連比を使えばA
      とBの速さの比は20:49であることがわかります。

<問題3>

       28秒間

      <コメント>
       PFとAEの交点をRとする。ヘリコプターの軌道上で、ビルに隠れた位置(PFの延長線上)
      をS、再び見え始めた位置(PQの延長線上)をTとすると、RQとSTは平行になることがわか
      ります。あとは三角形PQRと三角形PTSの相似比よりSTの距離は560mとなるわけです。

<問題4>

       39個

      <コメント>
       分数の並んでいる規則性さえわかれば、それほど難しい問題ではありません。分母に8が
      出てきてからは多少注意が必要です。

<問題5>

       6倍

      <コメント>
       そもそも小学生には1辺2cmの正三角形の面積は出せません。影をつけた部分を上手く
      区切って整形すれば1辺2cmの正六角形が出来上がるというわけです。

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