2000年05月号

     

 

<問題1>

       ある会社の昨年の社員数は42人で、平均年令は35才であった。今年は3人の新入社員が
      加わり45人になったが、平均年令は昨年と同じであった。3人の新入社員の今年の平均年
      令は何才ですか。

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<問題2>

       表面を灰色で塗った立方体があります。下の図のように縦、横、高さをすべて3等分に
      切ったとき、切った立体の表面に灰色のついた立体と、まったく灰色のついていない立体
      の個数の比は26:1になります。同じように、新しい立方体を何等分かしたところ、灰色
      のついた立体とまったく灰色のついていない立体との個数の比が19:8になりました。何
      等分しましたか。

               

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<問題3>

       下の図はAB=5cm、BC=15cmの長方形ABCDです。AE=DF=3cmのとき、図の斜線
      部分の3つの三角形の面積の和を求めなさい。

              

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2000年04月号の正解

 

<問題1>

       午前11時20分

      <コメント>
       時計Aは時計Bとの差を1分縮めると10分進んでいることがわかります。最初の8分
      の差を縮め、追い付いた後さらに60分引き離すわけですから、合計68分縮めることに
      なり、その間に680分進んでいることになります。

<問題2>

       70個

      <コメント>
       縦の5本線の中から2本、横の5本線の中から2本をそれぞれ選べば長方形が定まりま
      す。(5×4÷2)×(5×4÷2)=100個。ただしこの計算では正方形の個数まで含まれて
      しまうので、あとで引かなければなりません。正方形の個数は数える以外にありません
      が、長方形そのものを数えていくより、はるかに効率的です。

<問題3>

       

      <コメント>
       AC、BDという2本の対角線を引いて、四隅の三角形についてそれぞれ考えてみて下
      さい。例えば、左下隅の三角形は三角形ABCの1/6になります。こうして各々を調べ
      ていくと、四隅の三角形はすべて、それぞれ基準となる三角形の1/6であることがわ
      かります。そして、その基準となる4つの三角形の面積の合計が、四角形ABCDの面
      積の2倍であるというわけです。これは非常によくできた問題です。

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