99年02月号

 

 

<問題1>

       同じカードを100枚用意して、順に1から100までの数字を書きます。その後それらの
      カードをすべて、数字の書いてある面(表側)を上にして並べます。そしてまず1の倍数
      のカードをすべて裏返します。すべてのカードが裏返しになりました。次に2の倍数のカ
      ードをすべて表向きにします。次に3の倍数のカードを、表向きのものはすべて裏返し、
      裏返しになっているものはすべて表向きにします。以下3の倍数の場合と同じようにして、
      4の倍数から順に100の倍数までこの作業を繰り返し行います。こうしてすべての作業を
      終えたとき、最後に裏返しになっているカードは何枚ありますか。

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<問題2>

       A君が走って5歩かかる距離を、B君は走って4歩で到達します。また、A君が6歩走る間に
      B君は5歩走ります。ある日、A君とB君が徒競走をして、A君がゴールするのに15秒かかり
      ました。B君は何秒でゴールしましたか。

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<問題3>

       次の投影図に示される立体の見取り図を書きなさい。

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99年01月号の正解

 

<問題1>

       141人

      <コメント>
       連立方程式を使えば簡単に解けますが、それでは反則です。男子の8%が、女子の6%と
      生徒19人の和に相当することに着目します。

<問題2>

       60

      <コメント>
       3つの数字を割った余りが同じであることから、ある整数は276と456、456と576の
      差の公約数であることがわかります。ちなみにこの問題に当てはまる整数は5、10、15、
      20、30、60の6個です。

<問題3>

       5:3

      <コメント>
       AとF、BとFをそれぞれ直線で結びます。問題の条件より三角形AFDと三角形BCFが同じ
      面積になることより、底辺と高さの関係から正解が導き出されます。

<問題4>

       5時50分

      <コメント>
       中心の角度が125度より、短針はちょうどの時刻から25度動いたことがわかります。
      時計の短針は1分間に0.5度動くので、ちょうどの時刻から50分経ったことが分かり、
      長針は50分(10の位置)を指していることが分かります。

<問題5>

       6平方センチメートル

      <コメント>
       中学3年生にとっては基本問題ですが、小学生は三平方の定理を知りません。いやそも
      そも平方根を知らないのですから反則です。実はこの三角すいをうまく展開すれば、その
      展開図は正方形になるのです。その正方形の面積から、まわりの余分な3つの三角形の面
      積を引けば、正解にたどり着きます。もちろん三平方の定理を使っても答えは同じです。

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