地図

 

旅行者「これがこの町の地図ですか?」

案内者「そうです。病院の前で道が二つに分かれていて、

    右へ行けば養老院、左へ行けばお寺です」

旅行者「よくできた町だなあ」

 
 

父親の指導

 

息子「お父さん、僕、万年筆が欲しいんだ」

父親「じゃあ、お父さんが、いい万年筆を選ぶコツを教えてあげよう」

息子「うん」 

父親「まず紙の上に実際に時を書いてみることだ。

   少しでも引っ掛かるようなら、その万年筆は諦めた方がいい」

息子「うん、わかった」

父親「滑らかに書けるようなら、次に実際にインキを入れてみることだ。

   インキの入りが悪いようなら、その万年筆は諦めた方がいい」

息子「うん、わかった」

父親「インキがスムーズに入るようなら、

   次にキャップの止め金を調べてみることだ。

   実際にポケットに差してみて、止め金がきつすぎないか、

   ゆるすぎないか試してみるんだな。

   止め金の具合が悪いようなら、その万年筆は諦めた方がいい」

息子「うん、わかった」

父親「止め金がきちんとポケットに引っ掛かるようだったら・・・

   いいかい、これから先が一番大切なことだよ」

息子「うん?」

父親「止め金がきちんとポケットに引っ掛かるようだったら、

   そばに店員がいるかどうか・・・。

   店員がいるようなら、その万年筆は諦めた方がいい」

 
 

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