神の思し召し

 

モイゼスキューとその妻が森の中で山賊に襲われ、妻が乱暴された。

亭主はラビのところへ行って、妻と離婚したいと申し出た。

ラビが諭して言った。

「これもすべて神の思し召しじゃ。諦めるがよい」

モイゼスキューは言葉を返した。

「山賊に襲われたのが神様のご意向というなら仕方ありません。

 女房が山賊に犯されたのも、神様のご意向だったと諦めます。

 しかし、ラビ様、女房が一緒になって腰を振り動かしていたのは、

 絶対に神意とは思えません」

 
 

紅茶の注文

 

ユダヤ人が三人、レストランで注文した。

「私には紅茶をくれ」

「僕は紅茶にレモンを付けてきてくれ」

「私も紅茶にするが、カップはよく洗ってきてくれよ」

しばらくして、ボーイが紅茶を三人前運んできて言った。

「洗ったカップはどちら様でございましょうか?」

 
 

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