晴天の霹靂
            
通 説

 霹靂とは雷のこと。青空に突然に起こる雷という意味。思いがけずに起きた大変動、突発的事件をたとえていう。もとは筆勢の激しさなどをたとえたものだが、いまではそういう使われ方はほとんど見ない。

  
   
珍解釈

 こんないい天気に、なぜ早稲田大学で雷が光っているのかと思ったら、火の玉の実験をしている大槻教授であった。「晴天のプラズマ」ともいう。最近、夜のテレビ出演が忙しくなり、そっちの方がはるかに儲かるので、本職の実験は助手に任せて、自分は出演交渉に東奔西走する毎日。しかし広末涼子とは違い、毎回真面目に出席する理工学部の学生から大学側にクレームが殺到。危うく教授のポストを剥奪されそうになった。そこで仕方なくこんな快晴の昼日中に、渋々学生に付き合っていたのである。そういえば、舛添要一もテレビの方が忙しくなり、ついには東大を辞めてしまった。しかも調子に乗って都知事選に立候補までする始末。しかしあっさり落選。転じて、大学(助)教授はよそにいらぬ色気を出さないで、本職である研究に勤しまなければいけないということ。さもなければ、昼日中から暗い部屋に閉じこもって詰まらない実験をしなければならなくなるというたとえ。

  
   
教訓

 たま出版の韮澤潤一郎は何でもかんでもすぐ火星人の仕業にするけど、大槻教授かて全部プラズマでんな。墓地の人魂はプラズマかもしれへんけど、ミステリーサークルはデカすぎるやろ。そんなドデカいプラズマ発生したら、付近の農民みんな気付くちゅうねん。いくら専門やいうたかて、かなり無理あるでぇー。ホンマこの人、医者にならんでよかったわ。ねん挫から脳腫瘍まで全部プラズマのせいにしよるんやろな。手後れになって患者が死んでも、まだプラズマや言い張るやろ。まあ、たまには吉村作治はんとエジプトでも行って、砂掘りしながら頭ん中リフレッシュしなはれ。あっ、でも韮澤編集長との超常バトルはあつうなってええんやで。しかし、この大槻・韮澤コンビはホンマええ味出してます。吉本興業も辰吉あきらめて、この二人にしとき。心霊漫才さしなはれ。コンビ名はもちろん「宇宙連合たまプラーズ」や。

 
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